キンモクセイの自然風剪定の動画です。
金木犀は成長が遅く、虫も少なく、剪定しやすい 良い木です。
丸く刈り込むイメージがついていますが、
自然風に剪定すると雑木の風合いが出せます。
動画は1年半ぶりの剪定です。
まず①大きさを決める
②長い枝を剪定
③フトコロ枝も適当に間引き光が入るようにします。
大切なのは「どの枝をきるか?ではなく どの枝を残すか」です。
キンモクセイの自然風剪定の動画です。
金木犀は成長が遅く、虫も少なく、剪定しやすい 良い木です。
丸く刈り込むイメージがついていますが、
自然風に剪定すると雑木の風合いが出せます。
動画は1年半ぶりの剪定です。
まず①大きさを決める
②長い枝を剪定
③フトコロ枝も適当に間引き光が入るようにします。
大切なのは「どの枝をきるか?ではなく どの枝を残すか」です。
剪定に回っていますが、
今年はまだサルスベリが咲いている所が少ないですね。
遅すぎますね。。
咲かないかもしれません。
そういえば
エゴ も ヤマボウシもハナミズキも
今年は花が少ないか、咲いてないような気がします。
シャラもそういえば咲いてませんね。
気温が高すぎるのか、梅雨の遅かったからか
原因は解りません。
木に聞いてみたいですね。
自分 「何で咲かないの?」
木 「言わんと解らんの?
はぁ、、マジ最悪。人間最悪。
一番偉いと思っちょんの?
いいけん早く滅亡してくれん?」
って言われそうですね。
とりえあず懺悔しながら剪定しますm(_ _”m)
猛暑ですね。
最盛期なので庭師さんのトラックを良く目にします。
自前で剪定する方もよく見かけます。
この時期、葉っぱが薄い落葉樹は切り過ぎると傷むので注意しましょう。
影で育った葉っぱは、剪定によって急に直射日光に晒されると焼けてしまいます。
「もう伸びるな(怒)」って感じでバッサリきられると枯死することもあります。
特に落葉樹は注意が必要です。
ウメ、カツラ、ヤマボウシ、コハウチワカエデ、コブシ、エゴ、桜は特に注意です。
モミジやクヌギ、モクレン、柿の木は強いのでそんなに心配いりません。
徒長枝は全て切ってもよいですが、
フトコロの小枝はなるべく残したほうが無難です。
葉量でいえば半分は残すイメージです。
落葉樹は花木が多いので、花を見たい場合は
6月半ばまでに切ったほうがいいですね。
可能なら年に2,3回剪定して小枝を沢山発生させるほうが
花が沢山咲きます。
ちょっと時期は遅いですが、
ツバキ、サザンカ、シャラの木はチャドクガという毛虫が付きやすいです。
毛虫が付くと
「貰って植えたんだけど、毛虫が来るとか知らなかったわ~
切り倒して欲しいんですけど~」
っていわれる方も多いです。(;´・ω・)
いや、ツバキも被害者なんですけど、、、
まぁ、、、はい、、ですよね。。
って事で、チャドクガと毎日のように戦っているのでその手順を説明します。
チャドクガは毒毛を撒くタイプの毛虫です。
毛虫がいるという事は樹木全体に毛があると考えた方がよいです。
つまり樹木全体が「危険物」で「感染する」と考えてください。
毒毛は2ミクロンで服を着てても通過するので、合羽、ゴム手袋が必要です。
まず、毛虫を発見したら消毒して駆除します。
そうしないと剪定中や剪定後に毛虫が歩き回って感染範囲が広がります。
駆除できたら樹木に散水して毒毛が飛ばないようにします。
カッパと手袋を装備して剪定します。ι(´Д`υ)暑いので朝か夕方がおススメです。
剪定した枝も運んだシートや袋、荷台にも毒毛があると考えて
剪定枝を処分した後にそれに触ったモノを水で流します。
これで被害が最小限になります。
それでもスキマの手首や首周り、手袋で触った所を刺されたりします。
刺されると蕁麻疹のような湿疹がでて2日ほど痒いです。
ですが、まれにチャドクガ刺されない?平気な?な人もいます。
自分は負けるタイプなので用心しています。
ちなみに
自分は庭師になって22年、ツバキ・サザンカは植えた事はありません。
チャドクガはその位、迷惑な害虫だからです。
面白いことに
大分市の「市の木」はサザンカです。
公園や学校にほぼ、植えてます。
小さい子が遊んでいるのに、、ほんと恐怖です。
皮膚科によく刺された人が来るそうです。
長男もサッカーボールを取りにグランドの木の下に入ったら
全身刺されて帰ってきました。( ´∀` )
庭師の息子がwwww
ご愁傷さまです。
そろそろ5月です。気温が上がってきました。
庭木も雑草も芝も伸び始めます。
花も咲きはじめガーデニング最盛期です。
害虫も発生しています。
なので、庭師らしい記事を書かねばと思いました。
まず大事な事は、管理できない庭は更地にした方がいいよ。って事です。
「いつかする」「いつかする」って しませんから。
庭木は5年放置すると元に戻らないし、そうなると管理しやすくするには5年かかります。
やるならやる。やらないならやらない。頼むなら頼む。
早く分別をつけるのがおススメです。
んで、剪定ですが、この時期なら伸びた所をザクザク切っても大丈夫です。5月末までなら
幹だけにしても大丈夫な位、切ってもよいです。
「どこで切っていいか解らない」 と言われますが、 素人の方ならたいして切り込むことは出来ないので、
思いっきり切って、丁度いい位です。また伸びます。
で、害虫ですが、「いつ消毒するのが一番いいですか?」と言われます。
例えると「いつ風邪薬をのむのが一番効きますか?」と同じで
「うーーん・・インフルエンザには効かないから12月前半ですかね?」
って感じで困りますが、
4月頃からアブラムシや毛虫が出始めるので5月初旬に1回
7月に夏の毛虫が出始めるので1回。
9月に秋の毛虫が出始めるので1回。
が効果的です
が、そもそも毛虫やアブラムシの来ない木もあります。
発生が多い年も、全然ない年もあります。
年3回では残効性のある薬剤を使っても抑えられない場合もありました。
一番よいのは、気にしない事ですが、
どうしても気になる場合は、自前で発生を確認した時に消毒するのがベストです。
芝の管理ですが、
ご近所から「きれいですね」って言われる位であれば、
5月から毎月肥料を撒いて芝刈をする必要があります。
パッと見おかしくなかったら良い場合は肥料を撒かずに年に3回ほど芝刈りをすると良いです。
雑草は市販の芝用の除草剤を使うとかなり楽です。
もっといい方法は芝用の除草剤がつかえる業者に噴霧器1つ分、薬剤を作ってもらう事です。
雑草を見つけてその都度散布すれば綺麗に管理できます。
雑草ですが、除草剤をつかって3センチ位のときの散布するとすぐに消えてなくなるのでおススメです。
草刈りは片づけ+処分が大変で、1か月で元に戻ります。
草取りも時間がかかって億劫です。
庭の事は良くわからないけど、この部分は何か緑にしたい。
という方はクリーピングタイムかモリムラマンネングサ(セダムの一種)がおススメです。
セダム類はかなり優秀なグランドカバーです。
ヘデラやツタ類は管理が難しいのでおススメしません。
苔は除草剤でも枯れないので一番おススメですが、和風の庭向きです。
今日は空き家の剪定作業
いつも思うけど、空き家の方が枝ぶりの修正が楽。
施主さんが住んでいる場合は見た目や目隠しを気にしないといけないので、
来年や将来の枝ぶりを考えると切った方がいい枝があっても、スケスケになるので残してしまいます。
空き家の場合は見た目の制約がすこし低くなるので、ゴリゴリ剪定できる。
3,4ヵ月経てば、切った方がいい枝ぶりになるし、木もコンパクトにしやすい。
「ほんとに庭木はどうでもいいから、とにかく安くしてほしい」
っていう方は結構いるけど、そういう方は
3~5年ほったらかしで依頼がくるので、切り倒したほうがいいのでは?と思う。
本当にどうでもいいなら、お盆とか正月とか言わずに、
目隠しや見た目が、、、とか言わずに
毎年閑散期の1~3月に毎年、バッサリ切る方がいいと思う。
1年以上間が空くと、元の大きさに戻せないので。
毎年剪定しないなら、早めに処分したほうがよいと思います。
ちゃんとした庭師は5月から12月までお得意様で手一杯なのが普通なので。
これから益々職人が減ってくるので。
実際、こちらからの提案で閑散期に毎年しっかり剪定させてもらう施主様もいて
WIN・WINな関係です。
ここ5日位でグイグイ暑くなってきた感がありますが、
自分の毎年の体験談では
体感的に暑さMAXなのは7月20日~8月10日です。
その間は手元の気温計が37度になるのですが、
今年は40度になる日もあるかもしれません。
怖いですね。。
今日から水筒2本4Lを持ち歩いています。
買わないと無いっていう状態になると、
時間のロスと体のパフォーマンス低下になるので。
氷水は内臓が弱って食欲が落ちるので、ちょっと冷えた水か作った麦茶がお勧めです。
スポーツドリンクやジュースも良いですが、常用すると大量に飲むことになるので注意が必要です。
果糖液糖が中性脂肪と同じ働きをするし、
酸化防止剤がはいっているので肝臓に悪いし
糖分が大量にはいっているので血糖値が急激に上がるし
多分人工甘味料なので色々と体によくない事があります。
暑さ対策の話に戻すと、
ズボンも夏ズボンを履いて、靴も白っぽい通気性のよい靴。シャツは速乾ポリエステルがお勧め。
肌着を着ないとダメなタイプの方はピタッとくっついてる速乾シャツが良いですが、
着ないで平気な人はピタッとしてない普通の速乾長袖シャツ1枚のほうが経験上涼しいです。
麦わら帽子もかなり良い仕事をしてくれます。ツバの広い、ニスが塗って無いモノがお勧めです。
できれば空調服があればベストです。
これから更に暑くなりますが、上手く対処していきましょー。
6月になりましたね。
春の花も終わりましたので、
桜、ウメ、ハナミズキ、ヤマボウシ、ツツジ、などなど、
1月~5月に花を咲かせる樹木は、6月半ばまでに剪定すると、
夏に花芽を形成するので、来年も花が楽しめます。
だから剪定しましょう。
生垣は自前で剪定する方が多いと思います。
どんな生垣でも厚みを薄く維持することが大切です。
厚みが30cm以上ある生垣は、毎年 剪定に無駄な労力がかかっているので、
春と夏にバッサリ剪定して作りなおすと薄い生垣になります。
1年はスカスカの棒のような状態になりますが
長い目でみて手入れが楽で綺麗な生垣になります。
厚みがあるという事は、テンバ(上面)が広いという事になります。
植物は成長ホルモンの影響で 上に向いている枝が伸びる習性があります。
つまりテンバが広ければ広いほど、伸びようとする枝が増え、葉が増え養分を作り木が太くなり
成長スピードが速くなります。
植えたばかりの年から意識して薄く管理すると、厚み20センチ程度で綺麗な生垣になります。
手入れが楽で、見た目もよく、年に1回の手入れで十分な成長スピードを維持できます。
枝の処分量も少なくて済みます。
プリペットやウバメガシはよく伸びるので例外ですが、それでも2回手入れすれば十分です。
バリカンや両手ハサミでの刈込剪定はどうしても厚みが増してくるのでお勧めできません。
片手バサミでしっかり切り込むと良いです。
よく50センチ~1mほどの厚みがある生垣をよく見かけますが、7~8割がテンバの剪定労力になります。
自分が植えた当初から管理している生垣は厚みが20センチ程度です。上の部分は1列枝を切りそろえるだけなので
テンバにかける労力は全体の労力の1割程度です。
大きくなった生垣を小さくする方法として、春(今時期)に片側をバッサリ落としてしまって、
来年は反対側をバッサリ落とす方法があります。
庭師としては見た目も考えて剪定しないと弊害があるので、両側から極力切り込み、見た目との両立させますが、
1~2年で小さくしたい場合は見た目を無視して枝を落とす方が、コスト的にも時間的にも早く生垣を薄くすることができます。
ただ、枝の処分量が膨大になるので、自前で行うには切る労力より処分方法がネックになると思います。
労力やコストの負担が少ないほうが、庭が重荷にならず、よい付き合いができるのでお勧めです。
春になってきました。
春の庭の手入れですが
花が終わった樹木は6月までに剪定すると翌年も花が付きやすいです。
プリペットやアベリアなど、ケヤキ、イチョウ、アカシアなど良く伸びる木も
梅雨までに1回剪定しておくと、今後の管理が楽になります。
あまり伸びない木は秋に1回でよいと思います。
芝の手入れですが、過去の記事があったのでリンクを張っときます。
庭木の消毒ですが、そろそろアブラムシや毛虫が発生しているので、1回目の消毒をしたほうが良いですね。
1か月くらいは効果があると思います。
元気にしたい庭木は肥料を撒くと良いと思います。
雑草も生えはじめていると思いますので、草取りの習慣をつけるためにも、コマメに綺麗にしましょう。
今日は大在にてお得意様宅の剪定作業に伺いました。
長年、伸ばしていた植木を昨年バッサリ剪定したので、反動で徒長枝が伸びていました。
綺麗な樹形になるには2,3年かかりそうですが、
そのためにはまず、樹木の骨格になる幹部分の配置が重要です。
将来の樹形を想定して枝を選び剪定します。
将来の為にない方がいい枝はバッサリ処理します。
伸びたほうがいい枝は必要な枝は残します。
「なんでそんなに切るの?」「なんで切らないの?」
と言われそうだけど、5年経ったらコンパクトで手入れが楽で枝が密生した樹形になります。
植えた時からちゃんとした庭師が管理していれば苦労しないけど、
セミプロや枝ぶりを作らない庭師の後や、放置された木はちょっと大変。
スモールライトがあればいいんだけど、無いので
木の生理を利用して年々、目的の形に近づけていきます。
何も考えずに剪定した期間や放置した期間のツケを回収していきます。
見た目が崩れるのはツケだと思って辛抱してもらえると早く綺麗になります。
辛抱できない場合は大きくて手入れが大変な木を維持していく事になります。
そういうケースが多いのが実情ですが。
なかなか分かってもらえないですよね。
たかが庭木なんで
されど庭木なんですけど。
コニファーの剪定方法を紹介します。
ヨーロッパでの庭園管理は頻繁な刈込剪定が主流ですが、
日本では年1回の手入れが多いので刈込剪定では大きさの維持が困難になります。
なので日本の自然風剪定を応用しての手入れがお勧めです。
動画はレイランディーになります。
ゴールドライダーやゴールドクレストも同じ剪定で良いと思います。
カイズカは問題の多い木です。
プロでも素人でもバリカンや両手ハサミで刈り込む人が95%以上だと思います。
毎年、大きさを維持できる所で切れば良いですが、少し刈り幅が足りないと
徐々に大きくなり道やお隣の敷地にはみ出します。
小さく剪定したい所ですが、長年の刈込剪定で枝が密集して、表面しか葉が無い状態になります。
小さくするにはプロに3~5年お願いして徐々に小さくするか、無残に枝ごと落とすか、になります。
ウチでは珍しく手に負えない場合を除いて手作業で剪定しているので方法を紹介します。
ほとんどの施主さん(前の庭師さん)が道や敷地からカイズカがはみ出した状態で依頼をいただきます。
このカイズカはウチでの剪定2年目です。去年透いているので中から枝葉が発生しています。
天辺部分も枝にスキマがあるので、伸びた枝を1枝づつ 少し中から剪定します。
右側が剪定した部分、 左はこれからです。
1、長い枝を少し奥で切り、2、短い枝の高さを揃えます。3、密集している枝は間引きます。
刈込み剪定ほど、凹凸は気にしません。「大体揃っていて透いた状態」に仕上げます。
作業前
作業後です。この位透いた感じに仕上げます。
横面も同じように 1、長い枝を少し中で切る2、短い枝をそろえる3密集した部分を間引く。
透き過ぎないギリギリの所を狙います。
作業前
作業後です。 解りにくいですね(;´・ω・)
作業前です。
作業後です。やっぱり写真では解りにくいですね。
刈り込むとキッチリ丸くなり「作業した感」が出ますが、大きさを現状維持するのが精一杯で
徐々に小さくするのは無理です。
脚立より左が作業前、右が作業後です。
刈込み剪定より時間と手間と処分する枝の量が増えます。
メンドクサイですけど、根本的に何かを解決したいなって常々思ってる自分には
性に合っているようで、楽しいです。
最初からちゃんとした剪定の仕方が広まっていれば、労せずに済むんですけどね。
バブルの後処理みたいな作業度合が多い世代な気がします。
年末の忙しさをぬけて閑散期だー
と思ってオフモードのつもりが、来年でいいから、、っていう仕事と
新規のお客さま宅に伺ったりと、結局普通のペースで仕事をしてます。
1月~5月は庭工事も受付可能なのをご存じなのか、見積もり依頼をパタパタっと何件か頂き
「あれ?今年もウチの庭作れない?」ってフト頭をよぎります。
確定申告の仕上げもしたいなと。
法人化の試算を1日がかりでやると、法人化したほうがメリット大きそうなので、それも春までに完了したいなと。
税金は半分になるけど、社会保険料が2倍になって、現状より1,5倍ほどコスト増+事務手間増だけど、
共済や保険で先送りしてちょっとした節税をするより、納めておけば純粋に年金が増えるし(社会保険の先行きは少し曇ってるけど)
法人化で雇用の面でも社会的な面でも信用が増すというメリットを差し引くと十分プラスかなと。
あと松の剪定動画を試験的に作ってみました。感想やアイデアがあれば頂きたいと思います。
ネット社会なので自前で手入れする方にもアプローチできるのと、依頼する時の信用にもつながるかなと。
他の樹木も一通り(10種類くらい?)作る予定です。
ホームぺージにアメリカからのアクセスも少しあるのでグーグル翻訳で英語も付けてみました。
高1の長男いわく「ちょっとおかしい所があるよ」だそうで、、「そ、そうなん?わからんわ、、」って感じです。
アメリカからオファーがあって「旅費と1日500ドルでどうだね?」って言われたら即決で英語辞書片手に行ってきます(・Д・)ゞ
でももう少しカッコいい動画にしないとね。。
あと長男が遊びで作った動画です。エフェクトかけすぎな。
あけましておめでとうございます。
年を取るごとに新年感を感じなくなってきました。
今年は もはや連休にしか感じない自分がちょっと嫌になってます。
今年の目標も今までと変わらず。
ざっくりと言うと
・自分の好きなことを仕事にしたい。
・いい感じの世の中になるように貢献したい。
という感じでアレコレ取り組んでいきたいと思います。
今日はイトコの料亭の剪定作業に行きました。
年に2回なので枝ぶりもキレイ。庭もキレイ。
庭師冥利に尽きます。
木はユックリ大きくなるから何年も放っておくと手遅れになります。
年に1回はちゃんとした剪定をする習慣がないと、20年で伐採するハメになります。
特に今は造園業は閑散期なので春までに手入れすると安くしてくれる場合があります。
バリカンで刈り込むだけの業者はやめた方がいいけど、7割がそんな業者なんで、、、ねぇ、、
せめてしっかり去年の所まで刈り込んだ後に太い枝を抜くといいんだけど、習慣がない所はやりませんよね。
さぁ、今年こそ、、今年こそ、、自宅の庭をつるぞ!
部屋が散らかっていると、思考がまとまらない。
綺麗だと自分が好きになるしやりたいこと、やるべきことが見えてくる。
モノの場所を決めて使いやすいように場所を決め元に戻すと自分専用のコクピットになる。
自分もモノも管理しやすいし、モノが味方になる。
逆に散らかっていると、自分もモノも管理できない。自分が嫌いになるし現実逃避に遊びにいったりダラダラしたりする。
モノに埋もれて重荷になる。
部屋の掃除と庭の手入れの考え方は一緒。
必要最低限の大きさで管理すれば、綺麗な景観と緑が癒しをくれる。
ほったらかしだと、重荷でしかない。
不用な枝を落として、大きさを維持することを続ければ管理コストは最小限になる。
草が生えるなら防草工事か除草作業を続ける。
花壇があるなら、花を植えるか大変なら草を抑えるグランドカバーを植える。
エリアや大きさをキッチリ決めて広がり過ぎないように管理する。
緑なら緑、芝なら芝、砂利なら砂利、
全部がキッチリ隅々まで管理すると、徐々に管理コストがかからなくなる。
管理できない部分は放置しないで早い段階で委託するか撤去したほうがいい。
生き物をほったらかすとグレて大変になることが多い。
生きている以上は躾けや管理が大切。
6月頃から絶望的に間に合わないと思っていたお盆までの予定も
バイトの方や庭師仲間の応援で少し早めに完了しました。
応援の人数や天候を考慮してスケジュールを目まぐるしく変更しながら最速で
仕事が進むようにかなり真剣にスケジュールと向き合った3か月でした。
5月3日から43連勤で1日休んで55連勤。 いままでで最長かも。
12日まで、今週は少し緩めにスケジュールを組みました。
今日は車が少ないな~と思っていたら祭日だそうで、はて?そんな祭日あったっけ?
今年から?お盆は13~15って思ってたけど。
カミさんに聞くと山の日だそうで。そんなコロコロ祭日替えれるんやな。
お盆あけも、お得意さまや新規の方からご連絡頂いているので頑張るぞーって感じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家族の方は、三男が今日誕生日でケーキを買いに行きました。
12歳。早い。ハタチまで8年しかない。
末っ子らしい無邪気さとワガママさに癒されます。
次男はたまにスネルけど空気を読む気が利くお利口さん。自分に似ている。字が汚いのも。
長男は高1は反抗期。夫婦の悩みのタネ。悪いことはしないけど、生活が整ってない。
どう育てるか?何がいけないのか?足らないのか?
足り過ぎて甘やかしているのか?いつも考えて夫婦で話し合ってます。
初号機なんで何が正解か解らないけど、とりあえず幸せになってほしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日の庭のアドバイスは「かたづけ」です。
庭の裏側などは、とりあえずポンと木材や植木鉢、スコップやホウキなどを
置いてしまい、そのまま放置していします。
とりあえずが積み重なって雑草がボウボウになってきて、
カオスな空間になりがちです。
まず、不要なものは処分してください。
使うかもしれないものは多分ゼッタイ使いません。
3か月使わなかった道具や鉢も分別して処分してください。
雑草もこまめに取りましょう。不要な樹木の撤去しましょう。
必要最低限のモノだけのこして管理しやすい庭にしましょう。
前庭も倉庫周りも同じくです。
モノがあると管理する場所と管理する時間が必要になります。
モノがあふれた時代なので、モノの管理で人生の時間を食いつぶされてしまいます。
必要なモノ、本当に使っているモノはごく一部です。
その一部だけ残して、それ以外は処分しましょう。
大切と思っていたものが実は情報に思わされていただけで人生の重荷になっていることが
多々あります。さっぱり掃除して本当に自分が使いたい事に時間を使いましょう。
今日はお得意様宅の手入れ3件
1人作業の時は小さい現場を回る。
お得意様宅は伺うごとに、樹形が良くなって嬉しい。
近所に過去に少しだけ手入れしたお宅が見えた。
セミプロに頼むようになって5年位経つかな?
樹形が乱れて徐々に大きくなってたけど、今年は樹木自体が無かった。。
まぁスッキリしていいかも。
庭師を生業としてやっていても、人によって技術や金額に差がある。
将来の事まで考える人、そうでない人
要望に合わせる人、合わせない人
修行した通りにしか作業しない人、お客によって変化、対応する人
解らない事を調べる人、調べない人。
解りやすく解説できる人、できない人
外から見ると同じ庭師。比べれないので解らない。
自分でも上手くいかない事がある。調べて試してもダメな場合がある。
作りたい庭も違う業者で決まる事もある。
何が足りないのか?今度はこうしてみよう。
の繰り返し。ずっと謙虚に勉強だとおもう。だから
玄人っぽく偉そうな人が苦手。
最近バイトに来てもらっている青年。うん。なつかしい。
自分も就職当時2mの生垣を半日かけて剪定していた頃を思い出す。
半日かかった後、親方が切り直して5分で完了させたのは衝撃だった。
あのころ僕はスライムだった。
あの頃から20年、今は作業だけじゃなくて営業、経理、HP作りまで何でも出来る。
今はゾーマ位?
遊び人以外の職業はマスターした気分。
でも事務処理は死ぬほど遅い。
入金チェックは半年以上してないし、請求は2か月遅れるし、見積もりも1か月くらいかかる。
経理処理は1年まとめてだし。。
新聞販売店経営の兄が商人と遊び人をマスターしているので雇いたいけど、半年で乗っ取られる確立100%。
—————————————————————————————-
今時期、剪定しようかな~。まだいいかな~。メンドクサイな~
と思っている方。
すぐ自分で剪定してください。
今剪定するとフトコロの大事な枝が枯れないのでよい樹形になります。
処分量も少ないので片づけが楽です。
自分で剪定する場合、年に2,3回は剪定すると下手でもなんとか見れる樹形になります。
回復可能というか、「手のほどこしようが無い」のを避けられます。
ただ、刈込みはヤメて欲しい。
特に「年に1回刈込だけ」はフトコロ枝が死んでしまうので、そういう木の剪定依頼は難しい。
100キロの人が「運動しなくないです。美味しいものを食べて、できればサプリだけで痩せたいです。」
という状況に似ています。日頃から毎日のコンスタントな代謝が大切です。
だからサッサと剪定しましょう。
また、切り過ぎても今なら芽吹きやすい時期です。
枯れるリスクも少ないのです。
枝もまだ太くなく、切りやすいです。
ただ、サザンカとツバキ、シャラはヤバい虫がいるので注意してください。
そして、ウチはもうお盆まで新規の方は無理っぽい感じです。
可能な範囲で希望に答えられるように頑張ります。
春手入れのお得意さまからご依頼が来はじめました。
今年も忙しくなりそうです。
年間で何件くらい廻るだろう?
依頼は大小600件
伺っているのは550軒
お得意様は500軒
位かな?
朝7時半~夜19時まで作業で
夜に依頼の整理とスケジュール調整や見積もりが平均で1~2時間位かかる。
基本的には依頼順だけど、作業時間で組み合わせたり、間に入れたり
距離が近い現場を組み合わせたり
遅くなった場合はこの依頼を明日へ。早く終わった場合はここ行こう。
この日は雨だからこの作業をしよう。
この日は応援に来てもらうから、この現場1か所で移動ロスを減らそう。
明日は打ち合わせ8件、一気に回ろう。
などなど、大まかに組んだスケジュールを見直しながら前日や当日も細かく変更しながらミッチリ働きます。
施主さんには前日連絡になって、ご迷惑かもしれないけど、
皆さん快諾して頂いて本当に助かります。
日時指定を希望された場合、そこ基準で組んでいます。
全ての施主さんが「連絡なしで好きな時に来て勝手にやっていい」
って事になると、多分1~2割位コストを安く提案できると思う。
労働単価の相場が決まっているので、移動時間の合理化や作業手順の改善
でしか、経営改善をする方法が無いのが現実。
人を雇った時に移動時間が2重に掛かるのが最大の難点。
二人で30分移動したら1時間のロス。大きい。。
だから雇ったら技術を教えたのち1人で回らせる予定。
枝ぶりを作れる庭師が1人でも多くなったらいいな~と思うけど、
庭師を続けれる根性のある人は多分少ない。
木の性質を生かして枝ぶりを作れる庭師が少ないけど、それが解る人も少ないから
まぁ、いいのかもしれない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長男が高校に入学してからちょっと驚いている。
朝、6時半に起きるともう居ない。学校近いのに。
帰って来るのは9時前。塾がある日は10時半。
んで朝起きると居ない。
部活の朝練があってから7時半から0限があるそうで。。
なんか心配。。そんなにせんといけん?
ウチの子はロボットじゃねーんで?って思うけど、
本人が頑張ってるので自重。。
なんか90年代の戦うサラリーマンみたい。。
大人には労働基準法があるけど、子供には無いなぁ、、
土日も部活。。
続けれたら立派になるよ。でも無理せんでな~と思う。
カミさんも大変。長男より早く起きて弁当作って、仕事の手伝いもしてくれる。
だから洗濯はなるべく自分がして、もう寝らんな。って言う。6時間は寝せたい。
洗濯1,2回まわして、風呂の水気を取って、干して除湿器かけて寝る。
料理も1品作る位はしたいな~と思う。
なんか工夫しないとカミさんの負担が大きいな~と思う。
最近長男が小さい頃の事をしきりに思い出す。
それをカミさんと話して二人でもだえる。
時間が経つのが早すぎる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
芽吹きの季節になりました。
年間で一番のチャンスです。
大きくなった木を作り直せる時期です。
夏は暑さ、冬は寒さで剪定にも手加減が必要です。
今から梅雨までがガッツリ切れる時期です。
春にしっかり切って、秋に整えるのがツウです。
手入れするほど、木や庭は綺麗になり恩返ししてくれます。
ほったらかしだと、全然良くならず、汚い庭になります。
手入れする習慣をつけたいですね。
慣れるまで大変だけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先日から資材置き場の片づけを進めています。
掃除が好きなもので、ほんとに気持ちがイイです。
風景の中で生きたいなぁ~と常々思います。
次は草屋根の倉庫を作る予定。。
剪定しながら思った。
自分は木に厳しいと思う。
整えるだけでも、施主さんは喜ぶだろうし、庭師の多くはそうする人が多いと思う。
でも自分はさらにゴリゴリ切りこむ。
枝を落として極限まで無駄を省くし、樹形を小さくする。
ギリギリ死なない位。人間でいえば修行僧。
少し切り過ぎ。伸びて丁度いい位。
求められてなくてもゴリゴリ切り込む。
解らない人のほうが多いけど、経験上、どう考えても切り込んだ方がいい。
剪定の目的が大きさの維持や縮小、枝ぶりの改善。
10年経過すると違いが出るけど、比較できないからやっぱり解りにくい。
今日は雨なんで、防草土工事を明日に延期しました。
なので、見積もり周りと事務作業、溜まった枝を粉砕機にかけました。
「溜める」とか「滞る」のが嫌いだけど、忙しいと溜まってしまう。
依頼を整理してなかったので「12月もうやばいかも」と思っていました。
心の中でドラムロールが鳴っている感じ。
依頼を整理してスケジュールに張り出すとまだダイブ余裕があってよかった。
今日は事務作業や見積もりが少し片付いたのでちょっとスッキリ。
スッキリついでに本屋で本を買ってドラックストアでサプリを購入。
未来へのプチ投資。
今日のお庭の手入れアドバイスは松の手入れ
成長が止まるこの時期から古葉を除去する「葉むしり」をすると盆栽のような感じになります。
屏風に書かれた松のイメージです。扇状に開いた松葉が正月の雰囲気を出してくれます。
垂れた松葉を手でムシって、混みあった芽や枝を間引いて剪定していくとスッキリします。
枝の感覚や葉の濃さは庭師によってマチマチですが、自分の場合 隣の枝葉と触らない位が
枝ぶりも葉の形も目で楽しめるので好きです。
先日、施主さんにアシナガ蜂の駆除を専門の業者に頼んだら1万円も掛かった。
と仰られていたので、蜂駆除のアドバイスを。
庭先に蜂の巣がある場合、
安い害虫スプレーで十分駆除できます。
1メートルほど離れて、シュッと巣にかけるだけで、蜂は巣を使えず、いなくなります。
お茶碗を逆さにした巣(アシナガ蜂)なら大きいものでも、これでOKです。10分もすれば蜂はいなくなるので巣を落とします。
球状の巣がある場合、キイロスズメバチなので、注意が必要です。
薬剤が2mほど噴射する強力なスプレーが安全です。
球状で出入り口が1か所なのでそこに入るように噴射します。
ソフトボールくらいの大きさまでなら素人でもそんなに危険はないです。
バレーボール位になると、カッパやジャケットを来て、グローブ、メガネ、帽子、ネット、、などで蜂の針が
体に届かないようにして駆除しますが、このレベルになると万が一があるので、業者に頼んだほうが良いでしょう。
専門の業者でも良いですが、知り合いの庭師さんでも安くやってくれる場合があります。
これからスズメバチの活動が全盛期に入るので、軒の下や庭木の中をチェックするとよいでしょう。
小さい内なら簡単に駆除できます。
自分の場合、週一くらいで遭遇するので、慣れ過ぎてスプレーを取りにいくのも億劫な場合、
枝で叩き落して、あとで剪定したりします。
ただ、駆除しとかないと、どこかで巣を作るかもしれません。(;´・ω・)
6月は松の手入れ時期です。
松を綺麗に手入れされる方は6月中に新芽を剪定して
年末に古葉を除去します。すると盆栽の松のような綺麗な樹形になります。
実際、庭師に委託すると、手間の掛かる仕事なので、庭1個を手入れする位の費用がかかります。
自前で芽とり、葉むしりをすればよいのですが、なかなか大変な作業です。
時間も費用もかけられない場合は、松も普通?の剪定で、樹形を維持できます。
実際、先代の庭を引き継いだものの、松があって大変。切るのは可愛そう。という方が多くおられます。
そういう方に、念入りなメンテナンスのみしか提案しないのは、選択枝が狭いと思います。
念入り か 伐採 の2択では 松も可愛そうです。
伸びた枝は切り詰めて、込み合った枝は間引いていけば、ある程度の樹形は維持できます。
年代によって、所得も下がっているご時世なので、庭師もケースバイケースで行きたいですね。
来年の花芽が作られるのは 来月なので、
今のうちに剪定する必要があります。
刈込み剪定の場合、葉が無くなる位刈り込まないと、年々、徐々に大きくなります。
花が終わったらしっかり刈込みましょう。
また、他の花木も夏の強い日差しで花芽を作るので、
今月中の剪定が理想です。
あと、今年はサザンカ、ツバキにチャドクガが 大発生しているようです。
葉の裏をみて、早く駆除しましょう。
今日も現場の隣のお宅にうじゃうじゃいて、娘さんがその下に自転車を置いていたので、
思わず声がでそうになりました。
キンチョールでいいから駆除して、下に入ったら、刺されますよ~。
と奥さんにアドバイスしました。
知らないって怖い。
冬は落葉樹の剪定時期です。
庭師さんも閑散期なので、
この時期に伐採などの作業を依頼すると1,2割コスト削減できると思います。
大きくなったケヤキやニレ、メタセコ、イチョウ、桜、梅、トウカエデ、クヌギ、ナラ
など、バッサリ切ってしまっても枯れない時期なので、強剪定をするとよいと思います。
さすがに、根本から切ると枯れる場合があります。
枝ぶりを少し残せばどんなに剪定しても枯れません。
剪定が大変な木は下枝を残してバッサリ切っても大丈夫です。
少し見た目も考慮しないと、数年はその状態になります。
枝が密集している木も絡んだ枝や密集した枝をすべて間引いても大丈夫です。
枝を棒のように剪定すると1,2年は見た目が変になりますが、手入れが不要になります。
3年ほどほおっておくと自然な枝ぶりになります。
花が咲く桜や梅などは花を見て、花が終わり次第、葉が出る前までに剪定したほうが良いと思います。
大量に剪定すると、処分のほうが大変になるので、処理まで考えて作業すると良いと思います。
今日は自前で剪定して大きくなった生垣をバッサリ半分に、、の作業でした。
閑散期なので1割引き。
毎年この時期にご依頼いただく方も多数。
一人でゴリゴリ剪定するのもアレなんで、カミさんを呼んで二人で作業。
なので15時に終了。
完了写真を撮るのは、、やっぱり忘れました。。。
クスの大木を切る作業もご依頼頂きました。
崖の上なので気を付けないと。。
年配の方なので、そろそろ木の手入れが出来ないそうで。
木も縮小していかないといけない。
1度、コストをかけて管理できる大きさに小さくして、自前で手入れするほうが、
ボーボーにして剪定を依頼する、の繰り返しよりはコストも下がると思う。
自前で手入れする場合も3~5年に1回はプロにアドバイスをもらうか、剪定した後に修正してもらうといいと思う。
依頼する場合は2年に1回は剪定したほうがいいと思う。毎年剪定するよりは見た目は悪くなるけど。
刈込み剪定の紹介です。
写真はウバメカシの生垣です。
ウバメカシは発芽力が旺盛で、あっという間に伸びるので
バリカンで刈込剪定がメインとなります。
長年、刈込みだけで管理していると幅も高さも出てきます。
この生垣は平均、1mの厚みがあり200㎡ある敷地の40㎡分を占領している形です。
勿体ないですね。
最初から上手く手入れすれば、30センチくらいの厚みで 10㎡ほどしか必要ないのですが、、
ほとんどの庭師やシルバーの方は刈込み剪定のみなので、写真の①のように、
葉がそろって綺麗に切りそろえます。
綺麗に見えますが、発芽力が旺盛なので、それだけでは 徐々に大きくなります。
大きさを維持、または小さくするには写真②の部分のように枝の間引いて
日光が幹や枝に当たるようにします。
すると内側から枝が発生するので、それを生かして来年さらに小さく剪定できます。
といっても、今年から来年にかけて伸びる枝もあるので、少しづつですが。
特に解りやすいのがカイズカです。
カイズカの断面写真です。
長年同じ場所で刈込剪定を続けると枝が密集してきます。
①の部分に枝が密集すると日光がフトコロに入らず
②の部分の小枝が全て枯れてしまっています。
こうなると①の部分でしか剪定できなくなります。
②の部分に葉を出すには、①の部分の枝を間引いて②の部分に日光を入れてやり
②の部分に葉を発生させて翌年にそれを生かして①の部分をカットする
という手順が必要です。
刈込み剪定だけ と比べて、かなりの手間と枝の処分量になります。
これまで安易に刈込み剪定だけで手入れしていたツケと言いましょうか、、
夏休みの終わりのように、枝にたっぷり宿題を貯めていたという感じです。
この木の生理を理解して丁寧に剪定している業者は、
造園、シルバー、セミプロを合わせて1割もいないと思います。
解っているけど、そこまで手を入れない業者は3割くらい
半分くらいの業者は 「ん?何いってんだ?」 だと思います。
夏にニョキニョキ木が伸びて剪定も最盛期です。
個人で剪定される方も多くいるので基本的な剪定の考え方の説明です。
まず、両手で使う刈込ハサミと電動バリカンはマキの段作り(棚作り)以外ではお勧めしません。
刈込みで毎年剪定していると葉が密集して木が徐々に大きくなります。
枝ぶりも悪くなり中で枝が絡んだまま成長してしまうと、元に戻せません。
生垣でもメインツリーでも基本的には同じ考えで剪定します。
片手で持つ枝切りハサミで8割 ノコギリで2割 の仕事をします。
以下の事を同時に考えながら剪定しています。
・飛び出た枝を辿って少し中の枝の分かれ目から剪定します。
・枝は幹から放射状に自然な枝ぶりを優先して残します。
・最初木を眺めて剪定後の大きさや枝ぶりをイメージしておきます。
・次の剪定までどの位伸びるか予想しながら剪定します。
・枝が密集した部分はノコギリで枝を抜きます。
・幹まで日光が入る程度まで剪定します。
・葉の量は剪定前の3割程度は残します。
・枝の配分は放射状に均等に残します。
・葉量も均等に残します。
・枝の途中で切って棒のようは状態にすることは避けます。
イメージはこんな感じ。 (赤の部分で剪定します)
生垣など、葉を残したい場合は同じ大きさで毎年剪定すると、小枝が増えてきれいな生垣になります。
メインツリー等の庭木は葉よりも枝ぶり重視で剪定します。見た目と将来の枝ぶりを予想して残す枝を決めます。
枝ぶりを考えながら剪定しないと庭木も台無しです。
上はメインツリー したは生垣の枝ぶりイメージです。
枝ぶりが良いと管理もしやすく木も美しくなります。
町を走っていると、ほとんどの庭木が残念な感じでイチイチ気になるので、
最近は見ないようにして車で移動しています。笑
先日スキャナーを入手したのでイメージをアップしてみました。