枝ぶりを作り直す。

今日は大在にてお得意様宅の剪定作業に伺いました。

長年、伸ばしていた植木を昨年バッサリ剪定したので、反動で徒長枝が伸びていました。

綺麗な樹形になるには2,3年かかりそうですが、

そのためにはまず、樹木の骨格になる幹部分の配置が重要です。

将来の樹形を想定して枝を選び剪定します。

将来の為にない方がいい枝はバッサリ処理します。

伸びたほうがいい枝は必要な枝は残します。

「なんでそんなに切るの?」「なんで切らないの?」

と言われそうだけど、5年経ったらコンパクトで手入れが楽で枝が密生した樹形になります。

植えた時からちゃんとした庭師が管理していれば苦労しないけど、

セミプロや枝ぶりを作らない庭師の後や、放置された木はちょっと大変。

スモールライトがあればいいんだけど、無いので

木の生理を利用して年々、目的の形に近づけていきます。

何も考えずに剪定した期間や放置した期間のツケを回収していきます。

見た目が崩れるのはツケだと思って辛抱してもらえると早く綺麗になります。

辛抱できない場合は大きくて手入れが大変な木を維持していく事になります。

そういうケースが多いのが実情ですが。

なかなか分かってもらえないですよね。

たかが庭木なんで

されど庭木なんですけど。