剪定の基本の「き」
夏にニョキニョキ木が伸びて剪定も最盛期です。
個人で剪定される方も多くいるので基本的な剪定の考え方の説明です。
まず、両手で使う刈込ハサミと電動バリカンはマキの段作り(棚作り)以外ではお勧めしません。
刈込みで毎年剪定していると葉が密集して木が徐々に大きくなります。
枝ぶりも悪くなり中で枝が絡んだまま成長してしまうと、元に戻せません。
生垣でもメインツリーでも基本的には同じ考えで剪定します。
片手で持つ枝切りハサミで8割 ノコギリで2割 の仕事をします。
以下の事を同時に考えながら剪定しています。
・飛び出た枝を辿って少し中の枝の分かれ目から剪定します。
・枝は幹から放射状に自然な枝ぶりを優先して残します。
・最初木を眺めて剪定後の大きさや枝ぶりをイメージしておきます。
・次の剪定までどの位伸びるか予想しながら剪定します。
・枝が密集した部分はノコギリで枝を抜きます。
・幹まで日光が入る程度まで剪定します。
・葉の量は剪定前の3割程度は残します。
・枝の配分は放射状に均等に残します。
・葉量も均等に残します。
・枝の途中で切って棒のようは状態にすることは避けます。
イメージはこんな感じ。 (赤の部分で剪定します)
生垣など、葉を残したい場合は同じ大きさで毎年剪定すると、小枝が増えてきれいな生垣になります。
メインツリー等の庭木は葉よりも枝ぶり重視で剪定します。見た目と将来の枝ぶりを予想して残す枝を決めます。
枝ぶりを考えながら剪定しないと庭木も台無しです。
上はメインツリー したは生垣の枝ぶりイメージです。
枝ぶりが良いと管理もしやすく木も美しくなります。
町を走っていると、ほとんどの庭木が残念な感じでイチイチ気になるので、
最近は見ないようにして車で移動しています。笑
先日スキャナーを入手したのでイメージをアップしてみました。