あっつー
ここ2年位、夏はあまり暑くなかったのですが
今年はシッカリ暑い感じがします。
水筒に水を3リットル持ち歩いてますが、足りない時があります。
空調服を着るようになって随分水を消費しなくなったし
去年は2リットルの水筒で足りていたのですが、今年はやっぱり暑いようです。
暑いので夜の事務作業も集中力が続かず寝落ちすることが増えました。
明日から数年使ってなかったクールベスト(水分を入れて汗の代わりに体を冷やすベスト)
を使ってみたいと思います。
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お得意さまの剪定が続いています。
剪定していて思うのは「切り方は性格が出る」
という事です。
年々、切り方やコンセプトが少しづつ変化していますが
自分の色が濃くなっているように思います。
根本的には剪定は切る人の性格が反映されます。
自分の場合は
「根本的な問題や一番困難な問題から解決したい」
「誰でもできる頭を使わない繰り返し作業が嫌い」
という性格なので表面的な「刈込み剪定」が嫌いです。
刈込みは中の枝がグチャグチャでも平坦にそろえばOK
という「問題先送り」の側面が強く、ゴミも少なく技術もいらず手間もかからない
綺麗になったように見える表面的な切り方です。
刈込みを続けると中の枝は年々古くなり、密生して新芽が発生しにくくなり
5年も続けると刈込以外の選択肢が無くなります。
それでも施主さんにとっては特に問題は無く、毎年同じように刈込めば何のトラブルもありません。
ただ木が徐々に大きくなり自然ではなく、丸や面の「線」が目立つ庭になり、
手間が少しづつ増えるだけです。
刈込み剪定に限らず自然形の木もハサミだけで切ると
枝が込み合って団子みたいな枝が増えてきます。
やはり毎年ノコギリをつかって枝の更新をしないと年々大きくなり手間が増えます。
27年やっていると、この切り方をしたら来年、どう伸びるのかが瞬時にわかるようになります。
少し切り方が甘いと来年、木の勢力に負ける場合があります。
来年も剪定するのが楽しみになるような切り方をしないと
自分の性格上も精神衛生上も良くないので
少し大変でもゴミが増えても、めんどくさくても時間がかかっても体がきつくても
それは問題ではないのです。
頑張ればいいだけの話です。
来年、切りやすいように、木がよい状態にするには
「今、やるしかない」
の一択です。
それは自分の生き方と同じだなーと思います。
ホントの所をいうと
ひたすら伸びた所を切る「大きさを維持する剪定」ではなく
すべての木を自然の形で育てて
所々、伸びた枝を間引くような「樹形ではなく樹勢を維持する剪定」
が木の美しさを生かすベストな剪定の方法だろうと思います。
その為には年に2回ほど剪定する必要があるし
今までの刈込みや剪定のイメージを壊す必要があるので
年配の方の概念を変えるのはやや難しい所ではあります。
が、ジワジワと提案しながら進めています。