繁忙期に入ってきました。
新規の施主さんから
「去年まで来ていた植木屋さんが辞めちゃって、、」
というお話をよく伺います。
今は時期が良いので、
おじいちゃん庭師が長年かけて徐々に大きくした庭木を
ゴリゴリに剪定する事ができます。
ツツジなどは地際から切って更新したほうが早いのですが
費用がかさむのと施主さんが変化にビックリするので
これでも いつも手加減してやってます。
剪定の本質は「きれいに切る」ではなくて
「成長の抑制」なので
それがキチンとできれば勝手に木が綺麗に成長してくれるので。
枝先の切り方がウンヌン言っている庭師は
「もう10年くらいよく考えて頑張って。」
と応援したくなります。
(年に2回以上剪定する木は別です)
長年、剪定した木の形の思い込みがあるので
少しづつその木の本来の樹形に戻していくようにしてます。
大きく切ると形は一旦悪くなりますが、施主さんが許容できる
ギリギリを狙ってなるべく大きく
木の生理的に可能な範囲で剪定しています。
ある見方をすると 綺麗に切る より
許容できる範囲で汚く切る
という部分に苦心しています。
逆説的ですが
それが施主さんの利益に資するんですよね。
なんででしょうね?
あまり切らないセミプロが多くて
ちゃんとした植木屋さんが入っている所が少ないんでしょうね。