張り石
今日はお庭のスロープに張り石の施工をしました。
造園屋さんや外構屋さんで張り石にこだわりがある職人さんが
います。張り方の模様取りや良く見える張り方のルールがあります。
目地も細ければ細いほど良いとされています。
本当に尊敬する技術だと思います。
私の場合は、それより少し施主さん寄りのスタンスを取っています。
コスト面と施工性、再現性と施主さんが理解できる範囲で良く見えるように張ります。
簡単に言えば「安くて良い物」を自分でなくても再現できる方法やルールで施工する事を
心がけています。
ある職人さんにしか出来ない事、手間をかけすぎてコストが高すぎる事は
永続性が無いので技術継承が難しいからです。
またお庭も「洋風」「和風」と流行に流されるのも理解はできますが、
その街、全体の風景を作るという意味では軽薄なものとなってきます。
地元の石や木、技術で作る庭や町並みはその土地の文化や観光資源になりえます。
しかし現実は
輸入されたレンガや石や大手企業が全国で売っている資材で作られているお庭や住宅、街並みは
全国どこに行っても変わらない風景 となっています。
足元に良さがあるのに、情報に流され、資本も外に外に流れ出る仕組みは
なんだかなぁ、、、
と思ってしまいます。
なので地元の素材で良いお庭を作る事はできなかと日々考えていまが
どうしても単品では映えないので難しいですね。