と思っている人、多いと思います。
法人にして社員を雇用して経営していると
だんだん、社会の仕組みが解ってきました。
簡単に言うと
「買う時には半分が社保と税金がオンされてます。お金を貰うときも半分税金で無くなってます。」
どういう事かと言うと
1人の社員が1日働いて3万円(税別)売り上げるとするじゃないですか?
年間で有休をフルで取って閑散期もあるので実稼働日数は220日しか働かなじゃないですか?
220日×3万円(税別)で
1人アタマ年間660万売り上げたとします。
20%は会社の経費(無くなる分)
10%はプール(利益、予備費。でも3割は法人税で無くなる)
2%は退職金(会社で持っていると法人税で3割無くなる)
5~10%は賞与
残りは400万円 を12ヵ月で割ると33万円。
そこから会社保険料28.21%(会社負担と個人負担「半分は会社負担」は負担を軽く見せる為の妄言)
住民税5%と所得税2%
を引くと手取りで20万円になります。
凄くないですか?
そして個人が使う時には消費税がかかるって。。
給料あがらないな~ と思いますよね。
33万が社員の手元に行くときには20万って
保険と年金と消費税はホントに鬼やなって思います。
渡す側は「あげたいな~」なんですが。。。
なので
もし社員が「仕事めんどくせ~早く1日終わんね~かな~」
と2万円くらいの仕事しかしてなくて、「給料上がらないな~」
と思っても 「ちょっと無理(;´・ω・)」 になります。
ちなみに
大分の建設業界で1日応援や常用はイチゴー(1.5万税込)が相場です
ペーペーの社員の売り上げの半分以下です。
その中から機械や作業道具や作業服、車の維持費を捻出します。
ちょっと可愛そうですよね。
個人事業の人は年金が安い分、手元には残るんですが、年金支給額は3分の1なので老後にヒモジイ思いをします。
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なのでウチでは応援は「時価」という事にしました。忙しい時は3万貰っても行きたくないけど、ヒマな時は1万でも行きたいので。応援に来てもらう人も自分の仕事を止めて来てもらうのでイチゴーじゃ話にならないので「応援側の言い値」つまり「時価」という事にしました。それが無理なく自然だなと。
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多くの建設業は設計士や現場監督の下は社員ではなく応援、常用(個人事業主)で成り立っている事も知っておいたほうがイイです。
それで値切ってくる施主さんは「お前の生活や将来は知らん!」って言ってる事と同義です。(営業の人との交渉はアリですが現場系の人との交渉はお勧めしません。)
なので建設業は多く働かないと給与が出ない、出せないので
日曜以外休みなしの所も多いですし、
自営の一人親方はほぼ、仕事がある限り340~60日くらい働きます。自分もそうです。
会社法人にすると社員は労働基準法で年105日は休み、週40時間労働 という括りもあります。
なにその大企業向けの政策?こっちはレッドオーシャンを手漕ぎボートで頑張ってんだぞ!?
っていう思いです。
でも、うちではそれを守って給料を上げて行こうと頑張ってます。
真面目な社員が頑張ってくれているので何とかなりそうです。感謝m(_ _”m)
最近、経営管理の方法を模索しています。売上や経費、売掛、買掛もあるので
現在、プラスかマイナスか解らないんですよね。
やっぱりあれですね。
売上と経費を日々追っかけていくのと、
科目ごとに予算を決めてそれよりプラスかマイナスかで推移を見ていくのがいいのかなと思います。
昨日から法人成りした4年前からの数字を拾いだしてグラフを作って眺めてます。
なんとなく出来そうな気がしてきました。