子供の接し方は平均台を渡るみたい
子供の接し方で初めて反省したのは
4年前。長男が小学6年の時でした。
それまでは特に何も考えずに接していましたが、
今振り返るとザツだったと反省しきりです。
DVやネグレクトでは全然なかったけど、
自分で気づかない機嫌や自分の都合で言葉を発していたと思います。
「色々言うな!いいから言う事を聞け!」と言ったかと思えば可愛がったり
それに気が付いたのは自宅で撮影した動画を見返した時でした。
「俺ってこんなに子供に対してワガママでザツなんや、、」
って唖然として反省しました。
子供が中学になって反抗期にはいるとヒドイことを親に対して言ってきましたが、
自分が教えてしまった事だから受け止めてやなないと帳尻が合わない って感覚的に思いました。
完全に無視されたり、叱るとわめき散らしたり、こんな家に生まれるんじゃなかった などなど、
けっこう夫婦で頭を抱えながら過ごしましたが、
外では人に迷惑をかける事もなく、逆によく褒められる位だったので
安心半分、不安半分 という感じでした。
自分もまだまだ子供みたいな所があるから解るけど、
子供はいつも親の反応を注意深く観察していて、
どれだけ正しいか、ちゃんと思ってくれているか観察していて
ちょっと不安になると、ひどいことを言って よく難問を吹っかけてきます。
感情的にみえて実はすごく理性的です。
感情を感情で返すと根に持ってずっと忘れません。
ガブって噛まれても「ほら、怖くない、、」っていうような感情を抑えることがまず1歩目で
次の瞬間、竹中直人の、笑いながら怒る人 みたいにバイタリティーが出せるほどの心の余裕を持つことが2歩目。
3歩目はお茶の先生にでもなったつもりで「自分と周りを大切にしないと上達しないですわよ」みたいな、
子供の将来まで考えたアドバイスをしてあげるとうまく収まることが多かったですね。
1~3歩目までを3秒以内でこなすのが理想で
逆に親が金切声をあげてキレたり、怒鳴って押さえつけると
子供も 気に入らないことがあったらそうすればいいんや、、って記憶、相続してくれます。
「家族の為に精神を変える」ってフレーズを最近聞いて、妙に納得しました。
一番いいのは夫婦で日頃から悪い部分を指摘しあっても感情論にならずに「そうだね」って受け止めあえる
空気のなかで子供が育てば、変な苦労をせずに子供を育てることが出来ると思うけど、そんな稀有な人もいないから
やっぱり夫婦の不徳な部分を増幅して子供に渡して、写し鏡で親が反省するってパターンが普通かなと思います。
ウチの場合長男が高校受験が終わってストレスから解放されて反抗期のトンネルを抜けました。
小さい頃の素直な心に戻ってくれたようで苦労した反動ですごく嬉しかったですね。
でもまだ
後に次男と三男が控えてるし、長男も大学受験があるし、、まだまだ3合目って感じですが
短い子育てを楽しみたいなと思っています。