カイズカの剪定方法
カイズカは80年~90年代にかなり流行った樹木です。
刈りこむと葉が密集して目隠しとして重宝されました。
ですが、刈込み剪定は切り方が甘いと徐々に木が大きくなって
敷地外に出て小さく剪定できなくなります。
刈込みのイメージがあまりにも強く、多くの庭師もそれ意外の
切り方を知らない、嫌がる傾向があります。
1度密集した枝を間引いて徐々に小さくする作業は
時間も処分コストも技術も必要だからです。
さらに形も崩れます。
私もカイズカ剪定はしっかり刈込んで現状維持する場合が多いのですが、
要望されれば切り込んで徐々に小さくする剪定を行います。
切り方は特に変わった事ではなく、枝を透いて全体に光が入るように自然風に切るだけです。
すると懐から枝が出るので、来年外側の枝を切っていくだけです。
刈込み剪定から変更する場合、3年ほどはかなり手間がかかりますが枝が減ってくると
早く剪定できますし、木も小さくなってます。
下の写真は5年で40センチほど小さくなり通路が広くなりました。
もともと、刈りこんで人間の思い通りに形を整える事自体、樹木には無理があるのかなぁと
剪定しながら考えたりします。