カイズカの剪定 小さくしたい場合

カイズカは問題の多い木です。

プロでも素人でもバリカンや両手ハサミで刈り込む人が95%以上だと思います。

毎年、大きさを維持できる所で切れば良いですが、少し刈り幅が足りないと

徐々に大きくなり道やお隣の敷地にはみ出します。

小さく剪定したい所ですが、長年の刈込剪定で枝が密集して、表面しか葉が無い状態になります。

小さくするにはプロに3~5年お願いして徐々に小さくするか、無残に枝ごと落とすか、になります。

ウチでは珍しく手に負えない場合を除いて手作業で剪定しているので方法を紹介します。

ほとんどの施主さん(前の庭師さん)が道や敷地からカイズカがはみ出した状態で依頼をいただきます。

 

 

このカイズカはウチでの剪定2年目です。去年透いているので中から枝葉が発生しています。

 

天辺部分も枝にスキマがあるので、伸びた枝を1枝づつ 少し中から剪定します。

 

 

右側が剪定した部分、 左はこれからです。

1、長い枝を少し奥で切り、2、短い枝の高さを揃えます。3、密集している枝は間引きます。

刈込み剪定ほど、凹凸は気にしません。「大体揃っていて透いた状態」に仕上げます。

作業前

 

作業後です。この位透いた感じに仕上げます。

横面も同じように 1、長い枝を少し中で切る2、短い枝をそろえる3密集した部分を間引く。

透き過ぎないギリギリの所を狙います。

作業前

作業後です。 解りにくいですね(;´・ω・)

 

作業前です。

 

作業後です。やっぱり写真では解りにくいですね。

刈り込むとキッチリ丸くなり「作業した感」が出ますが、大きさを現状維持するのが精一杯で

徐々に小さくするのは無理です。

 

脚立より左が作業前、右が作業後です。

刈込み剪定より時間と手間と処分する枝の量が増えます。

メンドクサイですけど、根本的に何かを解決したいなって常々思ってる自分には

性に合っているようで、楽しいです。

最初からちゃんとした剪定の仕方が広まっていれば、労せずに済むんですけどね。

バブルの後処理みたいな作業度合が多い世代な気がします。