育成枠

子育てや社員育成について話すことがあって

自分のスタンスを確認するための備忘録です。

 

自分の場合、子どもにも社員にも怒って指示したりはしません。

悪意が無いから。

解りやすく教えるし、ダメな部分もそうじゃないやろ。って教えます。

あとは本人に任せます。

問題に向き合ってどうするかを自分で判断してほしいので。

「それでいいの?こうじゃないの?」位のアドバイスはする。

そのあと数日~数週間、様子を見ていると大体自己改善するので。

怒るとその時は良いかもしれないけど、主体性が無くずっと監視や指示が必要で見て無い所では怠けてしまうので。

叱るのは集団を統率する事には有効ですが、思考停止やストレスによる発想の抑制になる傾向が嫌いです。

個々の自由な発想(好奇心)と失敗が成長の根幹だと思っているので

叱って指示しすぎることで発想も失敗も抑制して信頼まで無くなるのは逆効果だろうと考えています。

親が死んでも、会社が潰れても生きていける位の主体性を「育てる」事が大事だと思っています。

性善説を信じていてその人に足りないのは「気づき」と「改善する時間」だと思っています。

いいタイミングで「気づき」と「時間」を与えれば勝手に成長してくれるのは子どもから教えられました。

自分の性格が良く言えば物凄く気が長く、悪く言えば感情が薄い。あと物凄くトラブルを避けたいというか事無かれ主義なので、

スマートにストレスなく生きたいという性分が今のスタンスになってと思っています。

多くの人が思い通りに行かないとイラつきますが、自分は、そもそも自分の「思い通り」が正しいのか?メッチャ吟味します。

するとイラつきが無くなって大事なポイントだけ残ってストレスなく伝えられます。

深く考えて正しく行動すれば、余計なストレスは避けられるし、大事な事に集中できると思っています。

「相手の将来を考えたアドバイス」と「時間」「回数」を与えれば大体上手くいきます。

成長しなかったらその位の器だと考えて子供なら向いた職業、社員なら器なりの賃金を払うのみでそのあたりはドライです。

辞めるも続けるも自由だし、人の人生まで責任を負うつもりはないです。ただ考えうる限りの事はしてあげたいと思います。

「社会はその人に見合った賃金が支給されるように出来ている」のは本当だなとよく感じます。

自分の目先の事だけを考える人にはそれなりの、沢山の人の将来の事まで考えれる人にはそれなりの対価が支給されているように感じます。

 

家庭や会社で言いたいことを言える環境づくりも気を付けています。

だから無闇に威張ったり怒ったり機嫌が悪くなったりはしないようにしてます。

「言葉」を上手に使って伝えるように心掛けています。

頭ごなしに正しい事を指摘するのは簡単だけど、問題は性格や意識の改善なので、叱る事はほとんど効果が無いと思ってます。

お互いに悪い所を受け入れるフトコロと一緒に考える寛容さが問題解決の近道だと思ってます。

社員も子供もその辺は意見のやり取りができるので、未熟な所もあるけど時間の問題だと思っています。

「口論は無知のやりとり、議論は知恵のやりとり」で、いつも後者でいたいと思っています。

最悪なのは悪いと解っていても、だれも指摘出来ない雰囲気で、そういう空気を持った人が面接に来たら

自分の手に負えないのでお断りします。絶対。

自分の悪い所も指摘してもらえる位の雰囲気づくりをしているつもりです。

つまり会社も家庭も猛烈にフランクな感じです。

 

ただ慣れあいにならずに言うべきことはちゃんと伝えているつもりです。

フトコロに入っている分、ドスッと効き目があります。

 

色々気を付けている事はありますが、

諸先輩方に比べると思考の深度と実行力とスピードがまだまだだといつも思っています。

頑張ります。