庭木の消毒時期です。

春の新芽が出てきました。

春の虫もそろそろ発生してきます。

なので、今回は庭木の消毒についてのお話。

よく勘違いされる点を今回は説明したいと思います。

まず、年に1回プロが消毒すれば大丈夫。ということはありません。

(春から秋までいろんな虫が発生します。一時的に駆除するだけです)

反対に消毒しないと庭木がダメになる、ということもありません。

(虫が卵を産んでなければ発生しません。また食害して枯れることも稀です。)

 

まず、毛虫の中にもたくさんの種類があります。

種類のよって発生する時期が違います。年間の発生回数も違います。

春にだけ、夏だけ、春から秋にかけて3回。春と秋に2回。秋だけ。

と様々です。

虫の種類で好む樹木も違います。

Aの虫はツツジだけ。Bの虫はツバキだけ、Cの虫はゲッケイジュだけ、Bの虫はモミジだけ。など。

 

消毒する薬にも違いがあります。Aの虫に効果があるけど、Bの虫には効かない。

効果が1か月ほど葉に残る薬と散布時だけの薬。など。

 

また、同じ薬ばかり散布すると耐性を持つ虫も出てきます。

 

的確に消毒を実施するには、経験と知識が必要です。

きちんと消毒のしようとするには

まず勉強です。

木の本で名前を知って、虫の本で発生時期を把握して薬の本で散布方法を学ぶ。

 

ちょっとメンドウですよね。

庭師でもそんなにきちんと効果を把握している人は少ない感じがします。

現実的な話、一般の方が消毒するには、

種類の違うガーデンスプレーを購入して、虫を探して部分的に散布してみる。

その経験の積み重ねで、時期や薬を覚えていくと良いと思います。

 

消毒は発生前に散布しても効果がなく、発生初期に見つけて駆除することが大事です。

日頃から庭木に気をかけてあげると一番良い対策がとれます。

最小限の労力とコストで庭木を綺麗に管理できます。