剪定作業

最近はお得意様の手入れに回っています。

去年は応援の職人さんを週4日くらい来てもらってましたが

今年は常に社員と二人なので仕事が進みます。

年末まで1か月半なのでお得意様の人役を出してみたら、

年内で全て回れてまだスペースが空いてます。

多分新規のご依頼もこれから頂くので今年は依頼をストップせずにいくと

丁度良い感じになると思います。

コロナの影響なのか、年明けの庭工事の仕事が例年より少ない感じがします。

時間的余裕があるので新しい事をかなり進めれそうです。

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先日、新規の施主さん宅に手入れに伺いました。

けっこうボサボサに伸びているので

庭の状況に合わせて、技術やコストはこの位だろう と予測して見積りします。

庭木の枝ぶりは毎年の積み重ねなので、一気に盆栽なみに手入れすると

とんでもない金額になるので

大体は5~10年かけて枝づくりして 毎年、少しづつ理想の枝に近づけていきます。

「枝が整理されていない」お宅が殆どなので、一度で綺麗にしたい所ですが、

ほぼ不要な枝や不必要な大きさに出来上がった庭木なので、それを切ると枝が無くなるので 一度に綺麗にすることは不可能です。

だから毎年徐々に作って行きます。

その「将来に回す」アンバイには自信があり、ウチの強みだと思ってます。

見た目がおかしくならず、クレームが出ない程度に枝を抜いて、コストを掛け過ぎないように予定の時間内で仕上げて出来ない部分は「将来に回す」感覚

枝ぶりがよくなれば、見た目は後からついてくるので、その感覚だけ研ぎ澄ましてきた感じがします。

というか技術の無い会社と枝の出来て無い庭木が殆どの中で

枝作りができる人の仕事って自然と 枝を修正していく仕事がメインになります。

値段が高かったり、技術が無い会社がある お蔭で 相対的に喜ばれて

自分が12年もやって来れてるのが現状です。

でも、これからは相対的じゃなく、庭の価値を生みだせるサービスを生んでいかなくては

庭が無くなっていってる これからは、生きていけないと思ってます。

そのサービスを考える中で一番難しいのは

他の職業とは違って植物とはいえ「生き物を売る」という事です。

多くの人は管理もしないし、コストもかけなたくない。

その人におススメできる植物は全体の3%位です。

でも施主さんは「アレがいい、これがイイ」と希望があり

それを汲まないわけには行かないので、結局は

管理出来る人、コストを掛けれる人以外は「庭は大変なもの」になるのが現実です。

なのでそのミスマッチを埋めるにはおススメできる3%のものを使ってほしいと思える庭を作るか

管理するコストを安く感じさせる しかないと思ってます。

なんとか人と緑(グリーン)との縁(エッジ)を繋げれたらいいなと

思ってます。