冬の庭木の手入れ

樹木が休眠している時期にしかできない手入れがあります。

・強力な消毒 ・樹木の移植 ・樹木の伐採

などがあります。

今回は消毒についてのアドバイスです。

冬は気温も低く、樹木も休眠しているので、マシン油や硫黄合剤の消毒が可能です。

ハダニ・・・・・柑橘類、松、ツツジの葉の色がくすんだり黄色くなり、樹勢が弱る。
カイガラムシ・・5ミリ位の白い塊が樹皮に発生して葉が黒くなる。
細菌・・・・・・うどん粉病、灰色かび病などの糸状菌類が発生して樹勢が弱る。

などで樹勢が弱ったり、美観を損なっている場合はこの時期に消毒すると被害が軽減できます。

マシン油・・・・・ハダニ、カイガラムシに効果があります。油なので、散布後にテカテカします。
石灰硫黄合剤・・・ハダニ、カイガラムシ、細菌に効果があります。強い硫黄臭があり、散布すると白くなります。金属がサビます。

自己責任で使用上の注意をよく読んで使ってください。

経験上、庭にはマシン油がお勧めです。樹木畑やバラ園などは石灰硫黄合剤がお勧めです。
ツツジや松が黄変する場合、カイガラムシが発生して美観を損なう場合にのみ、マシン油を散布します。
うどん粉病などの細菌は春から適時、殺菌剤を散布したほうが良いと思います。
経験者でなければ硫黄合材は厄介な薬です。